オーストリア散策エピソードNo.001-050 > No.048
前に戻る


ハプスブルク家の人々もネットで活躍
line


私は一生の間に一度でいいから、ハプスブルク家の人とお話しがしてみたいと思っています。でも、そんなチャンスは本当にあるでしょうか、ね?

そう、思っていたら、どうやらありますよ、そのチャンス!なんと、Dr. オットー フォン ハプスブルクさんのHPを発見しました。URLは以下のとおりです。
http://otto.twschwarzer.de/

このサイト、ドイツ語のページしかないので、各コーナーの独語ボタンとコンテンツの対照表を下に記しておきます。画像を見るだけでもけっこう楽しいですから。

ボタン コンテンツ
Biographie 経歴
Bilder 写真
Orden 勲章などの披露
Rede オットー陛下の演説など
Kaiserhumne オーストリアの帝政時代の国歌

このオットー陛下、とても温和そうな顔の方なのですが、HPをよく読むとオーストリアの皇帝に復帰したい気持ちがあるようですね。私は賛成ですが。やっぱりこの国は立憲君主制のほうがいいと思います。ただ、HPに載っていた下の肖像写真は、オーストリアらしいとはいえ、ちょっとギャグに見えますね。だって、上のほうに書いてある「K・u・K・FELDEPOST」って、日本語にすると「オーストリア=ハンガリー帝国野戦郵便局」という意味ですよ。

オットー・フォン・ハプスブルク

でも、せっかくなの、私はこのHPの掲示板に何か書きたい気分になりましたが。しかし、相手が相手ですから、あまりアホなことは書けません。それで、他の人が何を書いているか、ちょっと覗いてみました。すると...

●偶然このサイトを見つけちゃいました。すごく面白いHPですね。
●いいサイトです!
●オーストリア家は常に我々の心に!
●(政治的に)まずいんじゃありませんか、このHPの内容は。
●汎欧州連合で何をしようといいうの?

どうも大したことを書く人はいませんね。これなら「1,000年王都・京都からこんにちは」でもいいかな?でも、せっかくなら陛下のレスがほしいところです。今日は思いつきで書くのをやめといて、オットー陛下の心に響くことばをじっくりと考えてみましょう。


P.S. 上記のサイト、なんだかオットー陛下じきじきのHPにしてはちょっと大袈裟な内容だと思っていたら、トーマス・ヴィルヘルム・シュヴァルツァーという人が独断で作ったものと判明しました。しかし、オットー陛下はこれを容認、お礼の手紙をくれたそうです。いずれにせよ、ここの掲示板にメッセージを書いても、オットー フォン ハプスブルクさんからの返事はもらえそうにありませんね。

そうそう、このHPにはシュヴァルツァー氏の祖父ヴィルヘルム・ラトコフスキーの「戦争日記」というコーナーもありました。これはちょっとやりすぎみたいな気もしますが。
http://www.twschwarzer.de/ktb-tit.htm (2004/12/3現在、サイト消滅になってます)


次に見つけたのは、オットー陛下のご令嬢、ガブリエラ フォン ハプスブルク女史のHPです。なんか、上品で優しそうな人ですね。URLは下記のとおり。この方は今、芸術家を本職にされてますね。

ドイツ語ページ: http://www.habsburg.de/gvh/index.asp?lang=de
英語ページ: http://www.habsburg.de/gvh/index.asp?lang=en

ガブリエラ・フォン・ハプスブルク

「経歴」のタイトルを「Curriculum Vitae」とラテン語で書いているところは、さすがに元王族の方という感じです。この方は1956年10月14日にルクセンブルクで誕生。1976年〜78年にミュンヘン大学で哲学を学び、1978年〜82年にはミュンヘン芸術アガデミーで学位を取得、その後モダンアートの彫刻やリトグラフを制作し、数々の賞を受けているとのことです。よかったよかった。1996年にはハンガリーのショプロンで「鉄のカーテンの崩壊」というモニュメントを作ったそうですよ。2001年以降は米ジョージア州のTbilisiアガデミーで教鞭をとられる一方、独・ノイシュタットのアカデミーで夏期講習もなさっているそうです。誰か美術で米または独に留学される方があれば、ガブリエラ女史の教え子になるなんていかがでしょう?

また、今年のガブリエラ女史の個人作品の展示は以下の場所で開催とのことです。

●ブルガリア・ソフィア市の美術館
●独アーレンショープ(Ahrenshoop)の市庁舎
●スイス・ビベリスト(Biberist)のフォアダーブライヒェンベルク小城(Schlosschen Vorderbleichenberg)
●スイス・ルツェルンのセンパッヒャー湖彫像公園(Sculpturepark Sempacher)

出展歴を見ると、この方、日本での個展はまだですね。決めました!私はガブリエラ フォン ハプスブルクさんが将来京都で個展をなさることに期待します。そして、その会場で作品の感想を直接ガブリエラ大公女にお話しするとしましょう。明日あたり、さっそく「京都に来てネ」と、メールを送ってみます。


line

前に戻る