オーストリア散策 > エピソード > No.001-050 > No.026 |
前に戻る |
Gott erhalte...−神よ護り給え
|
上の歌は、オーストリア最古の国歌です。正確に言えば国歌(Nationalhymne)というよりも帝歌(Kaiserhymne)と呼んだほうがいいようですが。しかし、上の歌詞ってなんだか半分皮肉や冗談にも聞こえてきますね。フランツ帝とは、ナポレオンにひどく負けてついに「神聖ローマ帝国」の看板を下ろした、ヤル気なしの皇帝ですから。しかも、その看板を下ろした「神聖ローマ帝国」は、何の改革もしないまま「オーストリア帝国」と商標を変えて細々と営業を再開しました。要するに、民事再生法に陥ったボロ会社とさほど変わりなかったわけです。 ※注)戦後のオーストリア国歌のメロディーを「ハイドン作曲」と書いておりましたが、よく調べたら「モーツァルト作曲」だったので、これを訂正しました。(2003/12/13) |
参考資料1:オーストリアの旧国歌・楽譜 |
参考資料2:オーストリア国歌のmidi |
オーストリアの旧国歌の試聴はこちら、新国歌の試聴はこちらです。 |
前に戻る |