オーストリア散策書棚 > No.14
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音楽都市ウィーン
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音楽都市ウィーン

出版元 音楽之友社 初版 1988年2月
著者 A.M.ハンスン 体裁 A5版
訳者 喜多尾 道冬、稲垣孝博 ページ数 約300ページ


目次

第1章: 音楽の都市的環境 --- p.13
第2章: 音楽家とオーストリア警察 --- p.49
第3章: 劇場での音楽 --- p.85
第4章: 公開演奏会 --- p.113
第5章: サロンの音楽 --- p.149
第6章: 音楽団体 - 宗教と軍隊の場合 --- p.175
第7章: 通俗音楽 --- p.205
まとめ: 文化的背景から見た音楽 p.239
付録A: イタリア歌劇団がウィーンを去る悲しみの歌
付録B: 民衆歌劇での歌の例
付録C: 1825年と1826年にウィーンで上演された音楽劇
付録D: J. シュウパン家でのシューベルティアーデに参加した客


ひとこと


目次のタイトルだけをみると、ずいぶん仰々しい本のようですが、中を開くと面白いことがたくさん書いてあります。しかも、音楽の専門書と思いきや、その内容の大半は一般人から貴族や皇帝に至るウィーンの人々の日常生活に関することが主体になっています。音楽の歴史というよりも、人々の歴史における音楽を語っているという感じですね。もちろん、「ウィーンで活躍した外国出身の音楽家のリスト」とか、「民衆歌劇の歌の例(楽譜付き)」など、音楽に関する資料も豊富です。



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