オーストリア散策書棚 > No.06
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ウィーン はなやかな日々
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ウィーン はなやかなりし日々

出版元 音楽之友社 初版 1972年9月
著者 マルセル ブリヨン 体裁 A5版
訳者 津守 健二 ページ数 500ページ


目次

ウィーン この幸運なる都市 --- p.5
ウィーンの市民 --- p.55
音楽の首都 --- p.101
劇場 --- p.143
見せものと娯楽 --- p.177
戦時下のウィーン --- p.219
会議は踊る --- p.259
ワルツの国にて --- p.297
ウィーンのロマンチズム --- p.335
ビーダーマイヤー時代 --- p.363
黄金時代の終末 --- p.393


ひとこと


フランス人の著者が、モーツァルト時代のウィーンにおける市民の日常生活を描写した本。「ウィーンの人はローマ時代から食べ物の話が好き」などと、からかい半分のことも書いてありますが、その目は基本的にウィーン市民に対して好意的です。翻訳の文章が軽快なせいでしょうか、それとも、当時のウィーン市民の楽しみの中に1970年代の日本とどこか似たところがあるせいでしょうか、読んでてとても心地よい1冊でした。



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