オーストリア散策書棚 > No.04
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麗しの皇后エリザベト
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麗しの皇后エリザベト
出版元 中央公論社 初版 1984年9月
著者 ジャン デ カール 体裁 文庫本
訳者 三保 元 ページ数 566ページ


目次

野生の王女 - p.7 騎乗の王妃 - p.357
囚われの鳥 - p.15 鷲とかもめ - p.443
嘲られた皇妃 - p.149 傷ついた皇妃 - p.469
穏やかな和合 - p.191 さまよえる皇妃 -p.512
ハンガリア女王 - p.245 忘れえぬ人 - p.533
女性君主 - p.313


ひとこと


世紀末の欧州で随一の美貌といわれたオーストリア皇后エリザベトの生涯を、読み易くて肩の凝らない文章でつづった1冊。566ページはちょっと長いけれど、シシーのファンならあっという間に読んでしまうでしょう。でも、仕事に没頭する夫フランツ=ヨーゼフ、口うるさい姑のゾフィー、ちょっと遊び人の息子ルドルフ、シシーお母さんと仲良しの娘マリー=ヴァレリーなどの話しを読んでいると、今も昔も、そして平民も皇族も、そんなに変わらないものだと感じてしまいます。



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