今日はJR東海ツアーズの「冬こそ飛騨路」（これ）に載っていたJRと宿のセット（かなりお得）で飛騨地方の温泉宿へ。名古屋駅で駅弁の「ひつまぶし」買って「ワイドビューひだ」に乗り換え、午後2時すぎに高山で途中下車して軽く散歩のあとコーヒータイムにして、午後4時ごろ飛騨古川に着きました。

今回の宿泊先は「八ッ三館」という老舗の名門旅館です。料理の評判が高いので以前から一度泊まってみたいと思っていました。

で、その夕食ですが、これは食事のスタートの前からすでにいろいろと凝っていました。まず最初は明治時代のような趣のある応接室で食前酒です。3月なので基本は白酒でしたが、地産の白葡萄ジュースも選べます。

そのあと個室に通されたのですが、中に入った時点では部屋に1本の和蝋燭（飛騨古川の特産品）の光があるだけで、あとは外の水辺にも火を灯して非日常の雰囲気作りがなされていました。

食事の内容はとても素晴らしかく、早くも「また泊まりたい」と思えるほどでした。特においしかったのは下の写真の「夕食6」のはまぐりのしんじょうの椀物（味付けは京風）、「夕食9」の飛騨牛のミニステーキ、「夕食13」のフグ（なんと飛騨で養殖！）、「夕食14」の桜海老の炊き込みご飯と味噌汁でした。また、デザートでは白酒の寒天がとても美味でした。

それと、「八ッ三館」では旧暦の3月3日まで館内のあちこちにお雛様を飾っているとのことでした。その中には西洋風の楽器を持った一団（下の写真の「雛人形2-1」〜「雛人形2-3」）など、ちょっと面白いものもありました。館内を探検するだけでも十分に楽しめる宿です。