この夏はにっぽん丸の「熊野花火クルーズ」に行ってきました。このクルーズはとても人気が高く、昨年はキャンセル待ちが約500人。で、今回もダメ元で申し込みをするだけしてみたら、2月に「希望するキャビンと違ってもよければ」ということで奇跡的に取れました。ちなみに、今日参加の人の中では4年間落選し続けてやっと乗れたという人もいました。

船の乗船受付は朝9時から9時半、出港は10時の予定でしたが、私たちは少し早く着いて8時55分に乗船し、9時ちょっとすぎにはリドテラスで朝食代わりのハンバーガーとホットドッグを食べておりました。

そういえば、今日は前夜の大雨の影響で四日市周辺各地の電車が止まって、道路も渋帯になり、にっぽん丸に遅れそうになる人がけっこう出たもようでした。で、最後の4人は出港時間に10分くらい遅れたのですが、船が待っててギリギリセーフ。これでめでたく全員搭乗できる運びとなりました。

今回のキャビンは、船中で最も多い「コンフォートステート」です。このキャビンの広さは1つ上のクラスの「スーペリアステート」とまったく同じ14平方メートルなのですが、ベッドの横幅は「コンフォートステート」のほうが数センチ小さく、全体のレイアウトも配置が違います。で、実感としては「コンフォートステート」のほうがやや広めに感じられ、使い勝手もむしろこっちのほうがいいくらいでした。それと、最近になってにっぽん丸のステートルームはベッドカバーがブラウンに変更されています。そのおかげで、室内は以前よりさらに落ち着いた感じになりました。

リドテラスで朝の軽食をとったあとは、まずヘアサロンで髪のカットに。それから船内レストラン「春日」で昼食をいただき、ドルフィンホールでにっぽん丸名物のホースゲーム（子供も参加OKの擬似競馬ゲーム）を小1時間楽しみ、ちょっとコーヒーで一服してからオルゴール鑑賞会に行ったら、あっという間に午後4時近くになっていました。まあ、いつものことですが。

本日の夕食（ステートルームの客は2階の船内レストラン「瑞穂」でディナー）は午後4時台からの予定でしたが、「熊野大花火」が雨で明日に順延になったため午後5時半からに変更され、メニューも今日と明日のが入れ替えになりました。というわけで今晩はフレンチだったのですが、今回もいつものとおり、大変においしい料理の数々でした。にっぽん丸の料理の味は他のクルーズ船を大きく引き離してダントツの1位だと思います。

それと、夕食には関係ないことですが、熊野の花火が明日に順延されたことで今日のにっぽん丸は次の寄港予定地だった小松島をキャンセル（←事前のパンフレットに「花火鑑賞を最優先」と書いてありました）して新宮港に向かうことになりました。それで、「四日市から新宮ではすぐに着いてしまうのでは？」と思っていたところ、船は伊勢湾の中を夕方までグルグル回っていました。

夕食のあとはドルフィンホールで落語（これは撮影禁止）を楽しんだあと、夜のにっぽん丸のあちこちを散歩。それから夜食を食べて、ちょっと船首のほうに行ってみたら、水平線のところは四方とも雲なのに、なんと頭上だけは晴れていて、天の川まで出ていました。