オーストリア散策伝統の宿 > No.05
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Maria-Theresien-Schloessl(ザルツブルク)
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マリア・テレジア小城

★★★★

Maria-Theresien-Schloessl (マリア・テレジエン・シュレッスル)は、ザルツブルクの郊外のHellbrunn(ヘルブルン)宮殿の近くにある、小さな城館ホテル。このホテルの名前の「Schloessl(シュレッスル)」とは「小さな城」を意味するオーストリア風のドイツ語です。


この城館が建てられた時期は、正確なところわかりません。現在のオーナーがここを買い取ったのは1954年のことです。見たところほとんど趣味で営業しているようすでした。そのため、宿代も同じクラスのホテルに比べてかなりリーズナブルです。1992年に泊まったときは、ツインで1,800シリング(当時のレートで2万円くらい)でした。


ホテル外観

上の写真は1992年12月に宿泊したとき撮影したものです。当時の部屋数は、全部で13室でした。また、昔このホテルは5つ星を取得していました。現在4つ星になっているのは、格付けの評価基準で設備の近代化が重視されるようになったためにすぎません。その証拠に、Maria-Theresien-schloesslがもつ暖かいもてなしと快適な住空間は、5つ星の頃のまま全然変わっていませんでした。



■夏は芝生の上で食事
夏は右の写真のような感じです。1983年8月に泊まったとき、この芝生のテーブルで食事をしました。小鳥の声と緑の風がとても心地よかったのを覚えています。庭にはちょっとした小川もあります。ホントに申し訳程度の小川でちょっとショボイけれど。

芝生

室内

■アンティークのある部屋
左の写真は、1983年8月に私が泊まった部屋です。室内にはオーナーの趣味で、本物のアンティークが揃えてあります。1992年12月には別館にも泊まりました。その部屋はアールヌーヴォーの調度品でシックにまとめられていました。


■アットホームなレストラン
右の写真は館内のレストランです。冬に行ったときは、ここで食事をとりました。この写真ではちょっと畏まった感じですが、実際にはとてもアットホームな雰囲気でした。サラダの量が多かったのを覚えています。また、このレストランにはグランドピアノが1台ありました。

レストラン


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