オーストリア散策書棚 > No.10
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兵士シュヴェイクの冒険
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出版元 岩波書店 初版 1972年8月
著者 ハシェク 体裁 文庫本 4巻
訳者 栗栖 継 ページ数 各400ページ


目次


第1部: 後方で --- 第1巻
第2部: 前線へ --- 第2巻
第3部: 目の覚めるような平手打ち --- 第3巻
第4部: 続 目の覚めるような平手打ち --- 第4巻
戦前の兵士シュヴェイク --- 第4巻
捕虜になった兵士シュヴェイク --- 第4巻


ひとこと


オーストリア=ハンガリー帝国末期に、マヌケなボヘミアの兵士シュヴェイクが繰り広げる、愉快なドタバタ劇です。本の表紙の挿絵を見ても、どんな話なのか察しはつくと思いますが。著者はチェコの民衆作家、ハシェクです。この本は基本的に当時ボヘミアを傘下に納めていたオーストリアをおちょくった内容なのですが、あまり毒のないところが、ちょっとかわいいと思います。また、シュヴェクが本当にアホなのかどうか、わからなくなるところもたくさんあります。あと、第4巻の最後のほうを読んだとき、読者は思わず「やられた!」と思ってしまいます。なぜそうなるかは、読んでからのお楽しみです。第1巻から読まないとわかりませんので、ご注意ください!



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